我孫子の家
●設計事例の所在地:
千葉県我孫子市
●面積(坪):
34坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
北側隣地の崖上から中庭を見る
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地は我孫子駅から徒歩圏内で、常磐線の線路のある台地から少し下った急勾配の北側斜面 地にある。周辺環境は、南側、東側(崖上)には耐震性の確認できない3m以上の擁壁があり、 北側は一段擁壁で下がったレベルに住宅がある状況であった。 崖条例に則して計画すると南側に6mほどの空地をつくって計画する事になるが、その空地 は既存擁壁と崖上の住宅によってできる影により、暗く陰湿な庭になってしまう。そこで計画 建物にRCのL型擁壁に抱かせて計画する事で南側既存擁壁に寄せる事ができ、北側に明るい 庭をつくりだす事ができた。この庭は光の通り道となり、北側の住宅への採光にも役立ち、建 物の配置で周囲の環境を向上させる結果となった。 家族のコミュニケーションを大事に考えるご夫婦は大きな吹抜けのリビングを介して各部屋 にいけるようにと望んだ。1Fは廊下が無く、テラスに繋がっていくので面積以上の広さを確 保できた。2Fをめぐる廊下は子供が起きてきたら家族と顔を合せるような仕組みになって いる。あらわしになった柱、梁は3層吹き抜けの空間に緊張感を持たせるように配置されてい る。外のような明るく大きな吹抜けがやさしく家族を包み込みます。
その他の画像: